松野恵介「僕らはお金で何を買っているのか」読んでみた。
本書は「商売の根幹を今一度見直すきっかけになる本」でした。
サラリーマン目線でも経営者目線でも心に刺さる部分がきっと有ります。
印象に残った言葉3選
1.お客様は、誰一人としてモノを「売られたい」とは思ってはいない。
2.コンテンツ力と発信力の掛け算が売り上げに直結する。
3.自分で自分の店(仕事)の価値を下げてはいないか?
1.お客様は、誰一人としてモノを「売られたい」とは思ってはいない。
まず、商売で一番やってはいけないのは売り込みである。
コレを買うとこんな未来があるなど、買う理由を示すのは必須である。
つまり、どうしたら物が売れるかという視点から、お客様がどんなことに困っているか、どんな情報を欲しがっているかを考えることから始めなければならない。
2.コンテンツ力と発信力の掛け算が売り上げに直結する。
専門的知識の充実から始め、売り上げに直結する商品やサービスの中身を分解して整理し再度組み立てていき、自分の商売を理解し常に最適化するルーティーンを作る。
「ニーズの調査」
「市場の調査」
「自己(自社)のブランディング」
「SNSやメディアで発信」
お客様は「物質的なモノ」は欲しくないという考えから、お客様の役に立つ情報を売るということで、この商品を買ったら、こんな「コト」がありますよ~を示すことが必要である。
自分「売り手」の発信したい情報を伝えるか。
相手「買い手」の知りたい情報を伝えるのか。
これにより情報の伝わり方は全然変わってくる為、相手の目線での発信を心掛ける。
※今は商品力だけは売れない時代であり、無抵抗なままでは価格競争に巻き込まれる。
3.自分で自分の仕事「店」の価値を下げてはいないか?
例えば「大手やネット通販にはかなわはい。」という先入観がある。
このような、マインド低下によって出現するネガティブな先入観は一度横において、自分たちが持っている情報や価値を見直してみると、大きな資産やきっかけは必ずあるので、価格競争のスパイラルにはハマらないように注意する。
著書、松野さんの商売における独自化コピーを作るお勧め理由3選
1.お客様に興味を持ってもらいやすくなる。
2.自社の進む方向性が明確になる。
3.販促で売り込まなくてもよくなる。
まとめ
今は「商品力」で勝負するのではなく、「マーケティング」で売る時代である。
また、商品を売る方法を売る時代でもあり、御用聞きでの営業では必ず価格競争に巻き込まれてしまい、利益率が確保できなくなる。
お客様が本当に求めているのは「ただのモノ」ではなく「モノを買って得られるコト」で有ることに着目し商売をしていく事が成功への道である。
自分の商売に誇りを持ち、マインドを高め続けることが、時代の波に乗るコツである。
バイ👍