ヒロちゃのブログ

アウトプットしていくブログです。

親の会社を事業承継して多角化経営を成功している社長の話

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すべてうまくいく会社を作る

1年中短パンで過ごすというユーモアあふれる奥ノ谷社長、SNSでの経営についての問答を完結にまとめられた本でした。

 

刺さった部分を自己解釈含めて書いていく。

 

人事採用について。
「とりあえず」で採用した人は長続きしない。
「これをやる為に必要であるから」で採用した人はやりがいを見出して自分に存在価値を設定しやすい。


社員教育について。
「失敗していいからやってみてろ、失敗から正解を見出せ」は成長が遅い。
失敗してもいい仕事はどうでもいい仕事ととらえられてしまい、気持ちが入りきらない。
本当に責任感を背負って仕事をした時の成長速度と差は歴然。


事業承継について。
親とうまくいってない子供の承継は「親のへリスペクト」が足りない子供のせいである。
親への絶対的な感謝心を持ち、情熱をもって説明をできるようになれば自然な流れで承継はうまいく。
「会社を継ぐ」という選択をしたのは自分自身であり、ほかの誰のせいでもなく全て
「自分が継ぐ事を選択した」「自分が継ぐことを受け入れた」という選択でしかないことを忘れてはならない。


危機感の共有について。
そもそも社長と社員は立場が違うので危機感を共有するのは難しいのは仕方がないことである。
例えば「資産はこれだけあって、家賃給料の固定費はこれだけで、今の赤字が半年続いたら資産を食いつぶして経営が成り立たなくなる」
など、危機感を伝えるには根拠を示す必要があり、危機感がないのを社員のせいにしてはならない。
社長が危機感をもって日ごろから行動していればそれは社員にもきっと伝わっている。


指示待ち人間について
社員のやりたいことを見つけてあげることが社長の役割であり「好き」「得意なこと」を拾い上げてやりがいを作ってあげることが大切。
経営者には、あらゆることを仕事につなげられる「想像力」を鍛えていくことが必要であり、停滞は衰退だと考えていい。


SNS利用について
SNSが性に合っているかは1年続けた後に判断できるものであり、無理なく発信できるテーマを見つけ投稿を続けることが大切である。
SNSは営業ツールと思うのではなく「好き」を伝えるツールであることを忘れてはならない。


新規事業について
最初はだれでも思いつきからスタートをする。そこに情熱や信念が乗っかれば唯一無二のビジネスになる。
多角化路線はただ「売れそうだから」「~がやっているから」で始めて失敗するのは当然。
重要なのは思いつきの中に「好き」があるかどうかである。


ぶれない経営について。
経営者が覚悟をもって決めたことを尊重してくれるのが本当のお客さんであると考え、譲れないこだわりや大きな経営方針は自信をもって貫く。
1人の意見に対応することは何も言わずに満足してくれているお客様99人を場合によっては裏切ることになるとマインドセットする。


行き詰った時について。
「差別化=他と違うことをやる」つまり差別化は自社ではなく競合相手を軸に考えている発想である。
最初は効率の良いやり方を取り入れ、自分らしさを加える「独自化」をすべき。つまり、「あなたから買いたい」と思っていただけるのが独自化である。


~まとめ~
・社員の性格を変えるのは無理でも体質は改善できるというマインドを持って教育をしていく。
・事業承継を難しくしているのは自分にある事を認めよう。継ぐという選択をしたのは最終的に自分であるという覚悟がないと必ず失敗する。
・人間は常に動いてないと新しいコトは考えられない生き物であり、なにかしら経験できる場に足を使って行く習慣をつけることにより新しい発想が生まれる種になる。

 

バイ👍